INTERCEPT 関数

Excel 2007+

概要

INTERCEPT関数は、指定された既知のx値とy値のデータセットに対して線形回帰直線のy切片を計算します。独立変数が0のときの従属変数の値を予測する際に特に有用です。

構文

INTERCEPT(既知の y, 既知の x)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
既知の y Number array はい 従属変数のデータ範囲を指定。配列またはセル範囲で入力。
既知の x Number array はい 独立変数のデータ範囲を指定。配列またはセル範囲で入力。

INTERCEPT関数の使用

INTERCEPT関数は線形回帰分析において、y切片(a)を求めるために使用します。既知のデータ点から最適な回帰直線を導出し、その直線がy軸と交わる点を計算します。物理現象の予測や傾向分析に活用されます。

INTERCEPTの一般的な例

基本的な切片計算例

=INTERCEPT(A2:A6, B2:B6)

A列のy値とB列のx値から回帰直線のy切片を計算。結果:0.0483871

温度予測例

=INTERCEPT(C2:C10, D2:D10)

室温以上の抵抗値データから、0度での電気抵抗を予測

売上傾向分析

=INTERCEPT(売上範囲, 広告費範囲)

広告費0円時の想定売上を計算

よくある質問

INTERCEPTは単独でy切片のみを計算しますが、LINESTは回帰パラメータ全体(傾き・切片・統計量)を返します。共線性データでは結果が異なる場合があります。

少なくとも2点以上のデータが必要です。点数が多いほど信頼性の高い切片値が得られます。

文字列・論理値・空白セルは自動的に無視されますが、0値は計算対象となります。

一般的なエラーと解決策

#N/A エラー

Cause: x値とy値のデータ点数が一致しない、またはデータがありません

Solution: 両方の範囲に同一数の数値データを確認してください。

#DIV/0! エラー

Cause: データが共線性を持ち唯一の解が存在しない場合

Solution: LINEST関数を試すか、データを確認してください。

不正確な結果

Cause: LINEST関数とのアルゴリズム違いによる

Solution: 用途に応じて適切な関数を選択してください。

注記

  • 計算式:a = AVERAGE(y) - b × AVERAGE(x) (bは傾き)
  • SLOPE関数と組み合わせて回帰直線を完全定義可能
  • LINEST関数とは異なるアルゴリズムのため、特定条件下で結果が異なります
  • y値とx値のデータ点数は必ず一致させてください

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2003以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+