FREQUENCY関数

Excel 2007+

概要

FREQUENCY関数は、指定したデータ範囲内の値が各区間(ビン)にどれだけ含まれるかを計算し、縦方向の配列として返します。配列数式として使用する必要があり、試験成績や売上データの分布分析に最適です。

構文

FREQUENCY(データ配列, 区間配列)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
データ配列 範囲または配列 はい 分析対象の数値データが入ったセル範囲または配列。
区間配列 範囲または配列 はい 各区間の上限値が入ったセル範囲または配列(ビン)。

FREQUENCY関数の使用

FREQUENCY関数はデータの分布状況を一目で把握できるヒストグラム作成の基盤となります。売上データ、試験結果、在庫数など、数値データの頻度分析に活用されます。配列数式として入力することで複数区間のカウントを一度に取得可能。

FREQUENCYの一般的な例

試験成績の分布分析

=FREQUENCY(A2:A21,B2:B5)

A列の20人の試験成績をB列の区間(60点未満、60-69点、70-79点、80点以上)で分類し、各区間の人数を計算。5つの結果セルを選択して配列数式入力。

売上データの月別分布

=FREQUENCY(C2:C13,{100,200,500,1000})

月間売上データを100万、200万、500万、1000万円以上の4段階+超過値で分類。

よくある質問

最後の要素が「区間配列の最大値を超えるデータ数」を示します。例えば3つの区間なら4つの結果が返ります。

はい、最新のMicrosoft 365では通常入力で動的配列として動作します。従来版では配列数式入力(Ctrl+Shift+Enter)が必要です。

一般的なエラーと解決策

#VALUE! エラー

Cause: データ配列または区間配列に不適切なデータ型が含まれている

Solution: 数値のみを含む範囲を確認し、文字列や空白を除去してください。

一部のみ結果表示

Cause: 配列数式として正しく入力されていない

Solution: 出力範囲全選択→数式入力→Ctrl+Shift+Enter(従来版の場合)

注記

  • 配列のサイズ:区間配列要素数+1
  • 空白・文字列・論理値は自動的に除外
  • 縦方向配列のみ対応(横方向不可)
  • Excel 2007以降で利用可能

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2003以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+