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F.TEST 関数
概要
F.TEST 関数は、2 組のデータセット間の分散に統計的に有意な差があるかどうかを判定する F 検定を実行し、両側確率を返します。2 つのサンプルデータのばらつきを比較して、品質管理や試験結果分析などに活用できます。
構文
F.TEST(配列1,配列2)
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 配列1 | 配列または範囲 |
はい | 第1のサンプルデータを含む配列またはセル範囲。数値データのみが対象となります。 |
| 配列2 | 配列または範囲 |
はい | 第2のサンプルデータを含む配列またはセル範囲。配列1と同等のデータ数を推奨します。 |
F.TEST関数の使用
F.TEST 関数は統計分析で2つのグループのデータばらつき(分散)を比較する際に使用します。例えば、公立校と私立校の試験成績のばらつきが異なるかを判定したり、製造工程の品質安定性を比較したりするのに適しています。返される確率値が小さいほど、2つの分散に有意な差があると判断されます。
F.TESTの一般的な例
基本的な F 検定例
=F.TEST(A2:A6,B2:B6)
A2:A6 と B2:B6 の2つのデータセットに対する F 検定を実行し、分散差の両側確率 0.64831785 を返します。この値は有意水準 0.05 より大きいため、分散に有意差なしと判断されます。
試験成績比較
=F.TEST(B2:B11,C2:C11)
2つのクラスの試験成績データ(B列とC列)間のばらつき差を検定します。
よくある質問
F.TEST は2つのサンプル間の分散比に対して F 検定の両側 p 値を直接返します。一方、F 分布関数は F 値と自由度から確率を計算する汎用関数です。
データ数が異なっても計算されますが、統計的な信頼性はデータ数が多い方が高くなります。分散が0の場合は #DIV/0! エラーが発生します。
一般的なエラーと解決策
#DIV/0! エラー
Cause: 配列1または配列2のデータ数が2未満、または分散が0
Solution: データ数を2以上確保し、分散が0でないことを確認してください。
#VALUE! エラー
Cause: 配列に数値以外のデータが含まれている
Solution: 数値データのみを含む範囲を選択するか、事前に数値変換してください。
注記
- 文字列、論理値、空白セルは自動的に無視されます
- 0(ゼロ)の値は計算に含められます
- サンプルサイズが大きいほど検定の信頼性が高まります
- 片側検定が必要な場合は F 分布関数と VAR 関数を組み合わせ使用
- 結果の p 値が 0.05 以下の場合に通常有意差ありと判断
互換性
利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2003 以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+