AVERAGEIFS関数

Excel 2007+

概要

AVERAGEIFS関数は、複数の条件をすべて満たすセルの平均値を計算します。条件範囲ごとに異なる基準を指定でき、データ分析で特定の条件に合致する数値の平均を求める際に非常に強力です。

構文

AVERAGEIFS(平均範囲, 条件範囲1, 条件1, [条件範囲2, 条件2], ...)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
平均範囲 範囲 はい 平均計算対象となる数値を含むセル範囲。テキストや空白は除外されます。
条件範囲1 範囲 はい 最初の条件判定を行うセル範囲。平均範囲と同じサイズ・形状でなければなりません。
条件1 任意 はい 条件範囲1の判定基準。数値、文字列、比較演算子(>、<、<>等)、ワイルドカードを使用可能。
条件範囲2以降 範囲 いいえ 追加の条件範囲(最大127組まで)。
条件2以降 任意 いいえ 追加の条件基準(最大127組まで)。

AVERAGEIFS関数の使用

AVERAGEIFSは、売上データから特定地域・期間・商品カテゴリの平均売上を求めるなど、複雑な条件フィルタリングが必要な場面で活用されます。単一条件の場合はAVERAGEIF関数を使用し、複数条件の場合はAVERAGEIFSを使用するのが最適です。

AVERAGEIFSの一般的な例

クイズ成績の範囲指定平均

=AVERAGEIFS(B2:B5,B2:B5,">70",B2:B5,"<90")

1問目クイズ成績で70点以上90点未満の生徒の平均点を計算(保留は除外)。結果:80.5。

地域・条件別の不動産価格平均

=AVERAGEIFS(B2:B7,C2:C7,"恵比寿",D2:D7,">2",E2:E7,"あり")

恵比寿、部屋数3室以上、駐車場有りの物件の平均価格を計算。結果:397,839。

特定条件なしのエラー処理

=AVERAGEIFS(C2:C5,C2:C5,">95")

95点超の2問目クイズ平均。条件に合致なしのため#DIV/0!を返す。

よくある質問

AVERAGEIFは単一条件のみ、AVERAGEIFSは複数条件に対応。AVERAGEIFSの条件範囲は平均範囲と同じサイズである必要があります。

はい、?(1文字)、*(複数文字)をサポート。文字通りに検索する場合は~?、~*を使用します。

#DIV/0!エラーが返されます。IFERROR関数と組み合わせることを推奨します。

一般的なエラーと解決策

#DIV/0!エラー

Cause: 条件を満たすデータがない、または平均範囲に数値がない

Solution: データ確認後、IFERRORで代替値を設定(例:=IFERROR(AVERAGEIFS(...),"データなし"))

#VALUE!エラー

Cause: 条件範囲と平均範囲のサイズ・形状が異なる

Solution: すべての範囲を同一サイズに統一してください。

予期しない結果

Cause: 空白セルが0として扱われる

Solution: 条件に"<>"を追加して空白を除外

注記

  • TRUE/FALSEはそれぞれ1/0として計算されます。
  • 最大127組の条件範囲・条件を指定可能。
  • 日付データはシリアル値として比較されます。
  • 日本語環境では全角文字での条件指定も可能ですが、半角推奨。

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2003以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+