CLEAN 関数

Excel 2007+

概要

CLEAN関数は、文字列から印刷できない非表示文字(ASCIIコード0-31)を除去するExcel関数です。他のアプリケーションからインポートしたデータに含まれる制御文字や改行文字などをクリーンアップし、きれいなテキストデータに変換します。

構文

CLEAN(文字列)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
文字列 Text はい 印刷できない文字を削除する対象の文字列データ

CLEAN関数の使用

CLEAN関数は、外部データベースやCSVファイル、テキストファイルからExcelへインポートした際に混入する制御文字を除去するために使用します。タブ文字(CHAR(9))、改行文字(CHAR(10))などの非表示文字を自動的に削除し、分析に適したクリーンなテキストに変換します。

CLEANの一般的な例

基本的な使用例

=CLEAN(A2)

A2セルに含まれるタブ文字や改行文字をすべて除去。「Monthly report」としてクリーンな結果を表示。

複数セルの一括処理

=CLEAN(B2&" "&C2)

B2とC2の文字列を結合する際に、それぞれの非印刷文字を除去してから結合。

CHAR関数との組み合わせ

=CLEAN(CHAR(9)&"売上データ"&CHAR(10))

明示的に挿入した制御文字(タブ、改行)を除去し、純粋な日本語テキストのみ抽出。「売上データ」と表示。

よくある質問

はい、Unicodeの追加非印刷文字(127、129、141、143、144、157)は削除されません。これらを除去するにはSUBSTITUTE関数を組み合わせる必要があります。

数値は自動的に文字列に変換されて処理されますが、通常はテキストデータのみに使用することを推奨します。

TRIMはスペース文字のみを削除、CLEANは非印刷制御文字を削除します。両方を組み合わせるのが一般的です。

一般的なエラーと解決策

#VALUE! エラー

Cause: 引数に無効なデータ型が指定された

Solution: 文字列または文字列として認識可能な値を指定してください

予期しない結果

Cause: Unicode非印刷文字が残存

Solution: SUBSTITUTE関数で個別に除去するか、専用クリーンアップ関数を使用

注記

  • 主にASCIIコード0-31の32種類の制御文字を対象
  • データインポート後の前処理に最適
  • TRIM関数と併用でより完全なクリーンアップが可能
  • Power Queryの「置換値」機能と併用すると効果的

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可:

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+