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FLOOR.MATH関数
概要
FLOOR.MATH関数は、指定された数値を基準値の倍数のうち最も近い値(通常は小さい方)に切り捨てます。正の数値は下方向へ、負の数値はデフォルトで0から離れた方向へ丸めます。モード引数で負数丸め方向を制御可能。
構文
FLOOR.MATH(数値, [基準値], [モード])
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 数値 | Number |
はい | 切り捨て対象の数値です。必ず指定する必要があります。 |
| 基準値 | Number |
いいえ | 倍数の基準となる数値。省略時は1となります。 |
| モード | Number |
いいえ | 負数値の丸め方向(0または負の値で0方向へ、正の値で離れた方向へ)。省略時は正の値として扱われます。 |
FLOOR.MATH関数の使用
FLOOR.MATHは価格表、在庫管理、財務報告書などで特定の倍数(5円単位、10kg単位など)に値を丸め込む際に使用します。従来のFLOOR関数より負数処理が柔軟で、現代的なデータ処理に適しています。
FLOOR.MATHの一般的な例
5の倍数への切り捨て
=FLOOR.MATH(24.3,5)
24.3を最も近い小さい5の倍数(20)へ切り捨てます。
整数への切り捨て(デフォルト)
=FLOOR.MATH(6.7)
6.7を最も近い小さい整数(6)へ切り捨てます。
負数のデフォルト挙動
=FLOOR.MATH(-8.1,2)
-8.1を0から離れた2の倍数(-10)へ切り捨てます。
モード指定で負数0方向へ
=FLOOR.MATH(-5.5,2,-1)
モード-1指定により-5.5を0に近い2の倍数(-4)へ切り捨てます。
よくある質問
FLOOR.MATHは負数値に対するモード引数があり、丸め方向を柔軟に制御可能。従来FLOORは常に下方向のみです。
基準値省略時は1となり、整数への切り捨てが行われます。
一般的なエラーと解決策
#NUM! エラー
Cause: 基準値が0または負の数値
Solution: 基準値を正の数値で指定してください。
#VALUE! エラー
Cause: 数値引数が非数値
Solution: 数値または数値セル参照を正しく指定してください。
注記
- Excel 2013以降でのみ利用可能
- 基準値が整数でない場合、小数倍数への切り捨ても可能
- モード引数は負数または0のみ有効
- 大量データ処理時のパフォーマンス良好
互換性
利用可能: Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Excel 365
利用不可: Excel 2010以前, Excel 2007, Excel 2003以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2013+