FLOOR.MATH関数

Excel 2013+

概要

FLOOR.MATH関数は、指定された数値を基準値の倍数のうち最も近い値(通常は小さい方)に切り捨てます。正の数値は下方向へ、負の数値はデフォルトで0から離れた方向へ丸めます。モード引数で負数丸め方向を制御可能。

構文

FLOOR.MATH(数値, [基準値], [モード])

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
数値 Number はい 切り捨て対象の数値です。必ず指定する必要があります。
基準値 Number いいえ 倍数の基準となる数値。省略時は1となります。
モード Number いいえ 負数値の丸め方向(0または負の値で0方向へ、正の値で離れた方向へ)。省略時は正の値として扱われます。

FLOOR.MATH関数の使用

FLOOR.MATHは価格表、在庫管理、財務報告書などで特定の倍数(5円単位、10kg単位など)に値を丸め込む際に使用します。従来のFLOOR関数より負数処理が柔軟で、現代的なデータ処理に適しています。

FLOOR.MATHの一般的な例

5の倍数への切り捨て

=FLOOR.MATH(24.3,5)

24.3を最も近い小さい5の倍数(20)へ切り捨てます。

整数への切り捨て(デフォルト)

=FLOOR.MATH(6.7)

6.7を最も近い小さい整数(6)へ切り捨てます。

負数のデフォルト挙動

=FLOOR.MATH(-8.1,2)

-8.1を0から離れた2の倍数(-10)へ切り捨てます。

モード指定で負数0方向へ

=FLOOR.MATH(-5.5,2,-1)

モード-1指定により-5.5を0に近い2の倍数(-4)へ切り捨てます。

よくある質問

FLOOR.MATHは負数値に対するモード引数があり、丸め方向を柔軟に制御可能。従来FLOORは常に下方向のみです。

基準値省略時は1となり、整数への切り捨てが行われます。

一般的なエラーと解決策

#NUM! エラー

Cause: 基準値が0または負の数値

Solution: 基準値を正の数値で指定してください。

#VALUE! エラー

Cause: 数値引数が非数値

Solution: 数値または数値セル参照を正しく指定してください。

注記

  • Excel 2013以降でのみ利用可能
  • 基準値が整数でない場合、小数倍数への切り捨ても可能
  • モード引数は負数または0のみ有効
  • 大量データ処理時のパフォーマンス良好

互換性

利用可能: Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Excel 365

利用不可: Excel 2010以前, Excel 2007, Excel 2003以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2013+