VARP 関数

Excel 2007+, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 365

概要

VARP 関数は、指定された数値データ全体を母集団として扱い、その分散を計算します。サンプルデータではなく全データセットに対する統計計算に最適です。

構文

VARP(数値1,[数値2],…)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
数値1 Number はい 必ず指定。母集団の最初の数値データ
数値2,… Number いいえ 省略可能。母集団の追加数値(最大255個)

VARP関数の使用

VARP関数は、データ全体を母集団として分散を求める場合に使用します。品質管理や完全なデータセット分析、研究データの統計処理に適しています。VAR関数(標本分散)とは異なり、nで割る計算式を使用するため、より正確な母集団分散値が得られます。

VARPの一般的な例

部品強度の母集団分散

=VARP(A2:A11)

10個の部品強度データ(全製造分)を母集団として分散を計算。結果:678.84

売上データの分散分析

=VARP(B1:B10)

全店舗の売上データを母集団として分散を計算し、ばらつき具合を評価

複数値直接指定

=VARP(85,92,78,95,88,90)

6つの試験点数を母集団として分散計算

よくある質問

VARPは母集団全体の分散(nで除算)、VARは標本分散(n-1で除算)を計算します。全データがある場合はVARPを使用してください。

VARPは数値のみを対象とし、空白・論理値・文字列を無視します。論理値も計算に入れる場合はVARPA関数を使用してください。

下位互換性のために継続サポートされますが、新規作成時はVAR.P関数(より高精度)の使用が推奨されます。

一般的なエラーと解決策

#VALUE! エラー

Cause: 数値に変換できない文字列やエラー値を含む

Solution: 数値データのみを指定し、非数値セルを除外してください

#DIV/0! エラー

Cause: 全ての引数が無効または空

Solution: 少なくとも1つの有効な数値を指定してください

予期しない結果

Cause: VAR関数と混同して標本として使用

Solution: 母集団の場合はVARP、標本の場合はVARを選択してください

注記

  • VARPは母集団分散専用(分母:n)
  • VAR.S(標本分散)への移行も検討
  • 論理値を含む場合はVARPA関数を選択
  • 新しいVAR.P関数が高精度版として推奨
  • 最大255引数まで対応

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 365

利用不可:

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
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