NORM.INV関数

Excel 2010+

概要

NORM.INV関数は、指定した平均と標準偏差を持つ正規分布の累積分布関数の逆関数値を返します。確率値から正規分布の対応する値を求めるのに最適です。

構文

NORM.INV(確率,平均,標準偏差)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
確率 Number はい 正規分布の累積確率(0<確率<1)
平均 Number はい 分布の中心位置(算術平均)
標準偏差 Number はい 分布の広がり具合(正の値)

NORM.INV関数の使用

NORM.INVは統計解析やリスク管理で頻繁に使用されます。指定した確率に対応する分布上の値を求めることで、信頼区間やパーセンタイル値を計算できます。

NORM.INVの一般的な例

基本的な使用例

=NORM.INV(0.908789,40,1.5)

確率0.908789が平均40、標準偏差1.5の正規分布で対応する値(約42)を返します。

信頼区間計算

=NORM.INV(0.975,100,15)

平均100、標準偏差15の分布で95%信頼区間の上限値を計算(約127.5)。

品質管理

=NORM.INV(0.997,50,5)

平均50、標準偏差5の分布で99.7%品質水準の値を求めます。

よくある質問

#NUM!エラーが返されます。確率は0より大きく1未満でなければなりません。

#NUM!エラーが返されます。標準偏差は必ず正の値でなければなりません。

NORMS.INVは標準正規分布(平均0、標準偏差1)専用。NORM.INVは任意の平均・標準偏差に対応します。

一般的なエラーと解決策

#NUM!

Cause: 確率が0~1の範囲外、または標準偏差≤0

Solution: 確率を0<確率<1、標準偏差を正の値に修正

#VALUE!

Cause: 数値以外の引数が指定された

Solution: 全ての引数を数値で入力

不正確な結果

Cause: NORM.DISTの精度に依存

Solution: Excelの最新版を使用

注記

  • 平均=0、標準偏差=1の場合はNORMS.INV関数と同等
  • NORM.DIST(x,平均,標準偏差,TRUE)と逆関数関係
  • 金融ではVaR(バリュー・アット・リスク)計算に使用
  • 精度はNORM.DIST関数に依存します

互換性

利用可能: Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2007以前

コンテンツ最終レビュー: December 11, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2010+