FTEST関数

Excel 2007+, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016

概要

FTEST関数は2つのデータセット間の分散に有意な差があるかどうかを判定するF検定を実行し、両側確率を返します。2つのサンプル群のばらつきを統計的に比較する際に使用されます。

構文

FTEST(配列1,配列2)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
配列1 配列または範囲 はい 比較対象の第1データセット(数値を含む配列またはセル範囲)
配列2 配列または範囲 はい 比較対象の第2データセット(数値を含む配列またはセル範囲)

FTEST関数の使用

FTEST関数は統計分析で2つのデータ群の分散の同質性を検証します。公立校・私立校の成績ばらつき比較、製造工程の品質安定性比較、実験群と対照群の変動比較などに活用されます。

FTESTの一般的な例

基本的なF検定例

=FTEST(A2:A6,B2:B6)

データセットA2:A6(20,31,38,40)とB2:B6(28,15,21)の分散差を検定。結果0.648(有意差なし)

品質管理での使用例

=FTEST(B2:B10,C2:C10)

工程Bと工程Cの測定値ばらつきを比較し、工程安定性を評価

よくある質問

FTESTは旧形式で、今後はF.TEST関数(精度向上)を推奨。FTESTは下位互換性で維持。

文字列、論理値、空白セルは無視。0値は計算対象。

一般的なエラーと解決策

#DIV/0!エラー

Cause: 配列のデータ数が2未満、または分散が0

Solution: 各配列に2つ以上の変動数値を確認

#VALUE!エラー

Cause: 配列に数値以外のデータ形式

Solution: 数値のみを含む範囲を指定

注記

  • LINEST関数のF値とは異なる(確率値を返却)
  • F.TEST関数への移行を強く推奨
  • サンプルサイズが大きいほど信頼性向上

互換性

利用可能: Excel 2007+, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019

利用不可: Excel 2003以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016