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DVARP関数
概要
DVARP関数は、指定された条件を満たすデータベースのフィールド(列)から母集団全体の分散値を計算します。データベース関数の中でも統計分析に特化した機能で、条件付きの母分散を効率的に求められます。
構文
DVARP(データベース, フィールド, 検索条件)
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| データベース | 範囲 |
はい | データベースのセル範囲(先頭行に列見出し必須) |
| フィールド | 文字列/数値 |
はい | 分析対象列(列名または列位置番号) |
| 検索条件 | 範囲 |
はい | 抽出条件を記述したセル範囲 |
DVARP関数の使用
DVARPはデータベース内の特定条件に合致するレコード群を母集団として扱い、その分散値を計算します。サンプル分散(DVAR)と異なり、母集団分散としてnで割るため統計的に正確な分析が可能です。検索条件範囲はデータベースと重複しない位置に設定してください。
DVARPの一般的な例
基本的な使用例
=DVARP(A4:E10,"収穫高",A1:A3)
りんごと梨の収穫高の母集団分散を計算(結果:7.04)
列番号指定例
=DVARP(A4:E10,3,A1:A3)
3列目(収穫高)の分散を計算。列名指定と同等の結果。
数値条件例
=DVARP(A4:E10,"樹齢",G1:G2)
樹齢が10以上のレコードの樹齢分散を計算。
よくある質問
DVARPは母集団分散(nで割る)、DVARは標本分散(n-1で割る)です。全体を母集団として扱う場合はDVARPを使用。
データベースと重ならない任意の位置に作成。先頭行に列見出し、その下行に条件値を入力。
列名はデータベースの正確な見出しと一致させるか、列番号(1開始)を使用してください。
一般的なエラーと解決策
#VALUE! エラー
Cause: データベース範囲に列見出しがない、または不正な範囲指定
Solution: データベース範囲に先頭行の列見出しを含め、正しいセル範囲を指定
#NAME? エラー
Cause: フィールド名のスペルミスまたは存在しない列名
Solution: 列見出しを正確に入力、または列番号で指定
0が返される
Cause: 検索条件に一致するレコードが1件以下
Solution: 検索条件を確認し、複数レコードが抽出される条件を設定
注記
- リストの最終行直下には検索条件を配置しない
- 検索条件範囲には最低1列の見出し+1行の条件が必要
- 列全体を対象にする場合は見出し下に空白行を挿入
- Excel 2007以降で使用可能
互換性
利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2003以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+