DSUM関数

Excel 2007+

概要

DSUM関数は、リストやデータベースから指定した条件に一致するレコードの特定フィールド内の数値の合計を計算します。データベース関数の中でも特に強力で、複雑な条件フィルタリングと集計を一度の数式で実現します。

構文

DSUM(データベース, フィールド, 検索条件)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
データベース 範囲 はい 集計対象となるデータベース範囲。1行目に列ヘッダーが必要です。
フィールド 文字列/数値 はい 合計を計算する列名(例:"利益")または列位置(例:5)
検索条件 範囲 はい フィルター条件を記述した範囲。列ヘッダーと少なくとも1行の条件を含む

DSUM関数の使用

DSUMはデータベース関数として、通常のSUMIFSでは実現できない柔軟な条件指定が可能です。検索条件範囲に複数の行を記述することでOR条件、列ごとに異なる条件でAND条件を組み合わせることができます。

DSUMの一般的な例

基本的な果樹利益集計

=DSUM(A5:E11,"利益",A1:A2)

りんごの木(行6,9,11)の利益合計を計算。¥225が返されます。

複数条件の組み合わせ

=DSUM(A5:E11,"利益",A1:F3)

高さ10-16フィートのりんご+すべての梨の利益合計(行7,9,10)。¥248が返されます。

よくある質問

重なりが推奨されません。条件範囲とデータ範囲が重なると予期しない結果になる可能性があります。

列番号を引用符なしで指定します。例:1(1番目の列)、5(5番目の列)

一般的なエラーと解決策

#VALUE! エラー

Cause: データベースの最初の行に列ラベルがない、または数値データにテキストが混在

Solution: データベースの1行目に全ての列ラベルを設定し、数値列に数値のみを入力

予期しない合計結果

Cause: 検索条件範囲の列ヘッダーがデータベースと完全に一致しない

Solution: 列ヘッダーのスペル、大文字小文字、余分なスペースを確認

#NAME? エラー

Cause: フィールド名に存在しない列名を指定

Solution: 列名を正確に入力するか、列番号を使用

注記

  • 検索条件範囲の下に空行を追加すると、その列の全データを対象にします。
  • 複数のOR条件は検索条件範囲に複数行記述で実現
  • AND条件は同一行の複数列で実現
  • 条件範囲はデータベースと異なる場所に配置することを推奨

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可:

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+