CUBESET関数

Excel 2007+

概要

CUBESET関数は、OLAPキューブからセットを定義し取得するための高度な関数です。サーバー上のキューブにセット式を送信して、計算されたメンバーや組のセットを作成し、Excelに返します。ピボットテーブル分析や多次元データの操作に最適です。

構文

CUBESET(接続, セット式, [キャプション], [並べ替え順序], [並べ替えキー])

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
接続 文字列 はい キューブへの接続名を指定する文字列。Excelのデータ接続に登録された名前を使用します。
セット式 文字列または範囲 はい MDX形式のセット式、またはメンバー・組を含むセル範囲を指定します。
キャプション 文字列 いいえ セットに表示するカスタムタイトル。省略時はキューブのデフォルトキャプションが使用されます。
並べ替え順序 数値または列挙 いいえ 並べ替えの種類を指定(0=なし、1=昇順、2=降順、3=アルファベット昇順など)。
並べ替えキー 文字列 いいえ 並べ替えの基準となるメジャー名。並べ替え順序で昇順・降順を指定した場合に必要です。

CUBESET関数の使用

CUBESETはOLAPキューブデータを活用した高度な分析に使用します。ピボットテーブルでは実現できない動的セット作成や、特定条件に基づくメンバー抽出に最適です。販売上位TOP10店舗の抽出や、特定期間の売上比較セットなど、実務で頻繁に活用されます。

CUBESETの一般的な例

基本的な製品カテゴリセット

=CUBESET("販売データ","[製品].[すべての製品].Children","全製品カテゴリ")

製品階層の全カテゴリをセットとして取得し、'全製品カテゴリ'という名前で登録します。

売上上位5店舗の抽出

=CUBESET("販売データ","TOPCOUNT([店舗].[店舗名].Members, 5, [売上高])","売上TOP5店舗",1,"[Measures].[売上高]")

売上高で上位5店舗を抽出し、昇順で並べ替えます。

期間比較セット

=CUBESET("財務データ","{[日付].[2024].[1月]:[日付].[2024].[3月]}","1-3月集計")

2024年1月から3月の期間メンバーをセット化します。

よくある質問

データ取得中の正常な表示です。大量データの場合、数秒から数十秒かかることがあります。キャンセルするにはEscキーを押してください。

Excelの[データ]→[接続の管理]で正しい接続名を確認し、ブック接続として登録されていることを確認してください。

255文字を超える場合は、セット式を別セルに入力し、セル参照を使用してください。

一般的なエラーと解決策

#NAME? エラー

Cause: 無効な接続名またはOLAPサーバー未接続

Solution: [データ]タブ→[接続の管理]で接続を確認し、サーバーが稼働中であることを確認

#N/A エラー

Cause: セット式のMDX構文エラーまたは異なるディメンションの混在

Solution: MDX構文と全メンバーが同一ディメンションであることを確認

#VALUE! エラー

Cause: 並べ替え順序に並べ替えキーが必要なのに省略、または255文字超え

Solution: 並べ替え順序1・2時は並べ替えキー必須。長文はセル参照を使用

注記

  • Excel 2007以降で使用可能
  • 最大セットサイズはキューブ設定依存
  • CUBESETCOUNT関数と組み合わせてセットサイズ確認可能
  • ピボットテーブルの数式変換時はセッションベースオブジェクト参照不可

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2003以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+