クイックナビゲーション
PPMT関数
概要
PPMT関数は、定額の支払いを定期的に行い利率が一定の場合に、投資の指定した期における元金支払額を計算します。ローン返済スケジュール作成に欠かせない金融関数です。
構文
PPMT(利率, 期, 期間, 現在価値, [将来価値], [型])
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 利率 | Number |
はい | 投資期間を通じて一定の利率。各期間に対する利率を指定 |
| 期 | Number |
はい | 元金支払額を計算する期(1から期間までの整数) |
| 期間 | Number |
はい | 投資期間全体の総支払回数 |
| 現在価値 | Number |
はい | 現在時点での一括支払い相当額(通常は正の借入額) |
| 将来価値 | Number |
いいえ | 最後の支払い後の残高(省略時は0) |
| 型 | Number |
いいえ | 0=期末支払い、1=期首支払い(省略時は0) |
PPMT関数の使用
PPMT関数はローンの元金返済進捗を詳細に分析するために使用します。利率と期間単位を必ず一致させ、PMT関数と組み合わせることで利息と元金の内訳を明確に把握できます。住宅ローンや自動車ローンの返済計画作成に特化しています。
PPMTの一般的な例
月次ローンの初回元金計算
=PPMT(A2/12, 1, A3*12, A4)
年利10%、2年月賦200,000円ローンの初月元金部分。利率を月次に変換し総期間を月数で指定。結果:約-7,562円
年次ローンの最終元金計算
=PPMT(A8, A9, 10, A10)
年利8%、10年年賦20,000,000円ローンの最終年元金部分。結果:約-2,759,805円
よくある質問
月次返済なら年利/12、年次返済なら年利をそのまま使用。期間も月数または年数で一致させる必要があります。
現在価値を正の借入額で指定すると、元金返済分として負の値(支出)が返されます。これは金融関数の標準的な表示方法です。
PMTは総支払額(元金+利息)、PPMTは元金部分のみを計算します。IPMT関数は利息部分を計算します。
一般的なエラーと解決策
#VALUE! エラー
Cause: 期が1から期間の範囲外、または非数値引数
Solution: 期を1〜期間の整数に設定し、全引数を数値で入力
#NUM! エラー
Cause: 利率×期間が極端に大きい、または負の期間
Solution: 期間を正の値に設定し、利率を現実的な範囲で指定
注記
- PV関数の引数説明と同一形式のため、詳細はPV関数参照
- 元金計算結果は常に負の値(キャッシュアウト)として表示
- Excel 2007以降で使用可能
互換性
利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2003以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+