DOLLARFR関数

Excel 2007+

概要

DOLLARFR関数は、小数で表されたドル単位の価格(証券価格など)を指定した分母を持つ分数表示に変換するExcel関数です。金融データ処理で分数表記が必要な場面で特に有用です。

構文

DOLLARFR(小数値, 分母)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
小数値 Number はい 変換対象の小数ドル値。証券価格などを小数で表現した値。
分母 Integer はい 分数表示の分母となる整数。0より大きく整数である必要がある。

DOLLARFR関数の使用

DOLLARFR関数は、主に金融分野で使用され、小数点表記の価格を伝統的な分数表記(例:1 1/16)に変換します。株価や債券価格の表示形式変更、または従来の金融計算書との互換性確保に活用されます。

DOLLARFRの一般的な例

基本的な分数変換

=DOLLARFR(1.125,16)

1.125を16分母の分数に変換。結果:1.02(1 2/16)

32分法での変換

=DOLLARFR(1.125,32)

1.125を32分母の分数に変換。結果:1.04(1 4/32)

実際の株価変換

=DOLLARFR(A1,64)

セルA1の小数株価を64分法で分数表示に変換。

よくある質問

分母の小数点以下は切り捨てられ、整数部分のみ使用されます。

0を指定すると#DIV/0!エラー、負の数を指定すると#NUM!エラーが返されます。

DOLLARFRは小数→分数、DOLLARDEは分数→小数に変換します。

一般的なエラーと解決策

#NUM!エラー

Cause: 分母に負の数値が指定された

Solution: 分母には0より大きい整数を指定してください。

#DIV/0!エラー

Cause: 分母に0が指定された

Solution: 分母には0以外の正の整数を指定してください。

#VALUE!エラー

Cause: 小数値引数が数値でない

Solution: 小数値には正しい数値形式を入力してください。

注記

  • Excel 2007以降で利用可能
  • 主に金融・証券分野で使用
  • 分数の分母は通常16、32、64、100などが一般的
  • DOLLARDE関数と組み合わせて分数⇔小数の相互変換が可能

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2003以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+