LET関数

Excel 365, Excel 2021

概要

LET関数は数式内で変数名を定義し、中間計算結果を名前で管理できる高度な関数です。複雑な数式を整理し、パフォーマンスを向上させ、読みやすさを大幅に改善します。Excel 365および2021で利用可能です。

構文

=LET(名前1, 値1, 計算式または名前2, [値2, 計算式または名前3...])

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
名前1 String はい 変数名。文字で開始し、範囲参照と競合しないもの。
値1 Any はい 変数に割り当てる値、数式、または参照。
計算式 Any はい LET内で定義した変数を使用する最終計算式。

LET関数の使用

LET関数は複雑な数式を整理し、同じ計算を繰り返さないようにするために使用します。変数定義により、数式の保守性と実行速度が向上します。特にFILTER、SUMPRODUCTなどの重い計算で効果を発揮します。

LETの一般的な例

基本的な変数定義

=LET(x, 5, SUM(x, 1))

xに5を割り当て、SUM(x,1)を計算。結果は6を返します。

複数変数でのデータフィルタリング

=LET(対象者,"Fred", フィルタ結果, FILTER(A2:D8, A2:A8=対象者), IF(ISBLANK(フィルタ結果), "-", フィルタ結果))

Fredのデータをフィルタリングし、空欄をダッシュに置換。計算効率2倍向上。

よくある質問

複雑な数式内で変数を定義し、計算を効率化・整理するために使用します。

文字で始まる有効な名前。R1C1参照と競合するものは使用不可(例:cは不可)。

最大126個の名前/値ペアを定義可能。最後の引数は必ず計算式。

一般的なエラーと解決策

#NAME? エラー

Cause: 無効な変数名または未定義の変数使用

Solution: 変数名を文字始まりで設定し、LET内で正しく定義してください。

#VALUE! エラー

Cause: 最後の引数が計算式でない

Solution: 最後の引数を結果を返す計算式にしてください。

注記

  • LET内の変数は関数スコープ内のみ有効
  • 同一計算を複数箇所で使用する場合に特に効果的
  • Excel 365/2021専用関数
  • 名前マネージャーで使用可能な名前を使用

互換性

利用可能: Excel 365, Excel 2021

利用不可: Excel 2019以前, Excel 2016以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 365, Excel 2021