IF関数

Excel 2007+

概要

IF関数はExcelで最も基本的な条件分岐関数です。指定した論理条件がTRUEの場合とFALSEの場合で異なる値を返すことができます。データ分析、レポート作成、自動計算など幅広い場面で活用可能です。

構文

IF(論理式, TRUEの場合の値, [FALSEの場合の値])

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
論理式 論理値 はい テストする条件式。TRUEまたはFALSEを返す式。
TRUEの場合の値 任意 はい 論理式がTRUEの場合に返す値。数値、文字列、数式など。
FALSEの場合の値 任意 いいえ 論理式がFALSEの場合に返す値。省略可能。

IF関数の使用

IF関数は条件に応じて異なる結果を返す基本的な条件分岐関数です。データの分類、評価、自動計算など多様な用途で使用されます。複数の条件がある場合はIFS関数やAND/OR関数と組み合わせるのが効果的です。

IFの一般的な例

基本的な条件判定

=IF(A2>100,"超過","OK")

A2の値が100より大きい場合は「超過」、それ以外は「OK」を返す。

数値計算の条件分岐

=IF(B2>=60,C2*1.1,C2*0.9)

B2が60以上の場合はC2の110%、未満の場合は90%を計算。

テキスト判定

=IF(C2="完了","処理済","未処理")

C2が「完了」の場合は「処理済」、それ以外は「未処理」を返す。

空白を考慮した判定

=IF(D2="", "入力待ち", D2*1.1)

D2が空白の場合は「入力待ち」、そうでなければD2の110%を返す。

よくある質問

IFS関数を使用するか、複数のIF関数をネストしてください。ただしネストは最大64レベルまでです。

AND関数やOR関数と組み合わせます。例:=IF(AND(A1>10,B1<100),"範囲内","範囲外")

自動的にFALSE値が返されます。数値として0として扱われます。

一般的なエラーと解決策

セルの内容が0になる

Cause: value_if_trueとvalue_if_falseの両方に値が指定されていない

Solution: 両方の引数に適切な値を指定するか、TRUE/FALSEを明示的に記述

#NAME? エラー

Cause: 関数名やセル参照のスペルミス

Solution: 関数名を「IF」と正確に入力し、セル参照を確認

#VALUE! エラー

Cause: 論理式が正しく評価できない

Solution: 比較演算子(=、>、<など)を正しく使用

注記

  • テキスト値は必ずダブルクォーテーションで囲む(例:"Yes")
  • TRUE/FALSEはクォーテーション不要
  • 日付値はDATE関数などで作成
  • 配列式(Ctrl+Shift+Enter)でも使用可能
  • 最大64レベルのネストが可能

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可:

コンテンツ最終レビュー: December 11, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+