STDEV.P 関数

Excel 2010+

概要

STDEV.P 関数は、指定された数値データを母集団全体として扱い、その標準偏差を計算します。データのばらつき具合を数値で表す重要な統計関数です。

構文

STDEV.P(数値1,[数値2],...)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
数値1 Number はい 母集団に対応する最初の数値引数(必須)
数値2,... Number いいえ 母集団の追加数値(2番目から254番目まで、省略可能)

STDEV.P関数の使用

STDEV.P関数は、全体のデータを母集団として標準偏差を求める場合に使用します。製造品の全数検査結果や完全なデータセットのばらつき分析に最適です。標本データの場合はSTDEV.S関数を使用してください。

STDEV.Pの一般的な例

基本的な母集団標準偏差計算

=STDEV.P(A3:A12)

10個の部品強度データを母集団として標準偏差を計算(結果:26.05)

複数値直接指定

=STDEV.P(1345,1301,1368,1322,1310)

個別値を直接指定して母集団標準偏差を計算

大規模データ範囲

=STDEV.P(B1:B1000)

1000個のデータを母集団として一括計算

よくある質問

STDEV.Pは母集団全体、STDEV.Sは標本データ用です。標本の場合はn-1で割るためSTDEV.Sの方が値が大きくなります。

数値以外(空白、論理値、文字列、エラー)は自動的に無視されます。

はい、単一配列やセル範囲参照を直接指定可能です。

一般的なエラーと解決策

#VALUE! エラー

Cause: 数値に変換できない文字列やエラー値が含まれる

Solution: 数値データのみを指定し、非数値データを削除してください

#DIV/0! エラー

Cause: すべての引数が無視される場合(数値なし)

Solution: 少なくとも1つの有効な数値を指定してください

注記

  • n法(母集団法)で計算されます
  • Excel 2010以降で使用可能
  • 標本数が大きい場合はSTDEV.Sとほぼ同じ結果
  • STDEVPA関数は論理値も計算対象に含めます

互換性

利用可能: Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2007以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2010+