AVERAGEIF関数

Excel 2007+

概要

指定した条件に一致するセルの平均値を効率的に計算するExcel関数です。条件付きでデータをフィルタリングし、特定の基準を満たす数値のみを平均化します。データ分析やレポート作成で頻繁に使用される実用的な関数です。

構文

AVERAGEIF(範囲, 検索条件, [平均範囲])

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
範囲 範囲 はい 条件判定を行うセル範囲。数値を含むセル、名前、配列、参照を指定します。
検索条件 文字列/数値 はい 平均対象セルを定義する条件。例:32、">32"、"A*"、B4など。
平均範囲 範囲 いいえ 平均計算対象の実際のセル範囲。省略時は「範囲」を使用します。

AVERAGEIF関数の使用

AVERAGEIF関数は、データセットから特定の条件を満たす数値のみを抽出して平均値を求める際に最適です。売上データから特定の地域や期間の平均、成績表から一定基準以上の平均点などを迅速に計算できます。複数条件が必要な場合はAVERAGEIFS関数と併用してください。

AVERAGEIFの一般的な例

基本的な価格平均計算

=AVERAGEIF(B2:B5,"<23000",A2:A5)

手数料が23,000円未満の資産価格の平均値を計算します。条件を満たす3つの値から平均を求めます。

地域別利益平均

=AVERAGEIF(A2:A6,"=*西部",B2:B6)

地域名に「西部」を含むすべての支店の利益平均を計算。ワイルドカード*を使用して複数地域を対象にします。

売上目標達成者の平均

=AVERAGEIF(C2:C10,">=100",D2:D10)

売上が100万円以上の担当者の平均売上高を計算します。

新設除外の平均

=AVERAGEIF(A2:A6,"<>*(新設)",B2:B6)

地域名に「新設」を含まない支店の利益平均を計算します。

よくある質問

AVERAGEIFは1つの条件のみ指定可能ですが、AVERAGEIFSは複数条件を同時に指定できます。複雑な条件分析にはAVERAGEIFSをおすすめします。

はい、?(1文字)と*(複数文字)をワイルドカードとして使用可能。文字通りに検索する場合は~?または~*を使用します。

「範囲」引数と同じセル範囲で平均を計算します。条件判定と平均計算を同じ範囲で行います。

一般的なエラーと解決策

#DIV/0! エラー

Cause: 条件に一致するセルがない、または平均対象に数値がない

Solution: 条件式を確認し、データに一致するレコードが存在することを確認してください。

条件が一致しない

Cause: 文字列の大文字小文字、余分なスペース

Solution: TRIM関数でスペースを除去し、正確な条件文字列を使用してください。

範囲サイズ不一致

Cause: 範囲と平均範囲の形状が異なる

Solution: 左上セルを基準に適切な範囲サイズを指定してください。

注記

  • TRUE/FALSEセルは無視されます。
  • 空白セルは平均計算で無視されますが、条件判定では0として扱われます。
  • 範囲が完全に空またはテキストのみの場合は#DIV/0!が発生します。
  • 統計的中心傾向(平均、メジアン、モード)を評価する関数です。

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2003以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+