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WRAPROWS関数
概要
WRAPROWS関数は、指定された要素数の後にベクトルの行を折り返し、新しい2次元配列を作成します。配列データを指定した列数で整理整頓された表形式に変換するのに最適です。
構文
WRAPROWS(ベクトル, 折り返し数, [パッド値])
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| ベクトル | 配列/範囲 |
はい | 折り返し対象の1次元ベクトルまたはセル範囲(行または列) |
| 折り返し数 | 数値 |
はい | 各行の最大要素数。1未満だと#NUM!エラー |
| パッド値 | 任意 |
いいえ | 行の不足部分を埋める値。省略時は#N/A |
WRAPROWS関数の使用
WRAPROWSは長い1次元配列を読みやすい表形式に変換します。ダッシュボード作成、カレンダー表示、データ整形に特に有効です。
WRAPROWSの一般的な例
基本的な折り返し例
=WRAPROWS(A1:G1,3)
A1~G1の7要素を3列ずつ3行に折り返し。最後の行は#N/Aで埋めます。
カスタムパッド値
=WRAPROWS(A1:G1,3,"-")
不足部分を"-"で埋めて整然とした表を作成。レポートに最適。
長いリストの整形
=WRAPROWS(シリアル値(1,100),10)
1~100の数字を10列×10行の表に自動整形。
よくある質問
WRAPROWSは行方向に折り返し(横長→縦長表)、WRAPCOLSは列方向に折り返します(縦長→横長表)。
はい、省略可能。デフォルトは#N/Aになりますが、見た目が気になる場合は0や空白などを指定してください。
いいえ、1次元配列のみ対応。2次元だと#VALUE!エラーが発生します。
一般的なエラーと解決策
#VALUE!エラー
Cause: ベクトルが1次元配列でない
Solution: 行または列の1次元範囲(A1:A10やA1:J1)を使用してください。
#NUM!エラー
Cause: 折り返し数が1未満
Solution: 折り返し数には1以上の正の整数を指定してください。
#N/Aエラー(意図的でない場合)
Cause: パッド値のデフォルトが#N/Aのため
Solution: パッド値を0や""(空白)で指定してください。
注記
- Excel 365、Excel 2021でのみ利用可能
- 動的配列として自動展開されるため、従来のCtrl+Shift+Enter不要
- CHOOSECOLS、CHOOSEROWSと組み合わせると強力
- 縦長データを横にしたい場合はWRAPCOLS関数を使用
互換性
利用可能: Excel 365, Excel 2021
利用不可: Excel 2019以前, Excel for Mac(一部制限)
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 365, Excel 2021