UNIQUE関数

Excel 365+

概要

UNIQUE関数は、指定した範囲や配列から重複を排除した一意の値を動的配列として返します。Excelの動的配列機能を利用し、データ分析やリスト作成を大幅に効率化します。データ重複の自動除去により、手作業でのフィルタリングが不要になります。

構文

=UNIQUE(配列,[行ごと],[一度だけ])

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
配列 範囲/配列 はい 一意の値を抽出する対象の範囲または配列です。行または列、複数列の組み合わせが指定できます。
[行ごと] 論理値 いいえ TRUE=列単位比較、FALSE=行単位比較(省略時はFALSE)
[一度だけ] 論理値 いいえ TRUE=1回のみの値のみ、FALSE=全一意値(省略時はFALSE)

UNIQUE関数の使用

UNIQUE関数はデータリストから重複を排除し、クリーンな一意リストを自動生成します。販売データ、顧客リスト、在庫管理など、重複排除が必要なあらゆる場面で活用できます。動的配列により、元データの変更に自動対応するためメンテナンスが容易です。

UNIQUEの一般的な例

基本的な一意リスト作成

=UNIQUE(A2:A20)

A列の20行から重複を排除した一意の値を縦に表示します。

複数列の組み合わせで一意性判定

=UNIQUE(A2:C20)

3列の組み合わせで重複判定し、一意の行のみを返します。

1回のみ出現する値のみ抽出

=UNIQUE(B2:B100,FALSE,TRUE)

B列で1回だけ出現する値のみを抽出。異常値検出に有用です。

SORTとの組み合わせ

=SORT(UNIQUE(A2:A50))

一意値を昇順に並べ替えて表示します。

よくある質問

#SPILL!エラーは結果表示領域にデータがある場合に発生します。隣接セルをクリアするか、別の場所に移動してください。

テーブルデータが追加・削除されても、UNIQUE関数の結果が自動的に更新されます。構造化参照の使用を推奨します。

縦長データ(列方向)はFALSE、横長データ(行方向)はTRUEを指定します。

一般的なエラーと解決策

#SPILL!エラー

Cause: 結果表示領域に他のデータが存在する

Solution: 隣接セルをすべてクリアするか、別の空き領域に移動

#REF!エラー(外部ブック)

Cause: リンク先のブックが閉じられている

Solution: 参照元ブックを開くか、ローカルデータを使用

予期しない結果

Cause: by_col/exactly_once引数の誤設定

Solution: 引数の意味を確認し、必要に応じて調整

注記

  • 動的配列関数専用(Excel 365/2021以降)
  • 結果は自動スピルするため単一セルに収まりません
  • 大容量データでも高速処理
  • FILTER、SORTBY関数との相性が抜群

互換性

利用可能: Excel 365, Excel 2021, Excel for Web

利用不可: Excel 2019以前, Excel 2016, Excel 2013, Excel 2010, Excel 2007, Excel 2003

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 365+