LOOKUP関数

Excel 2007+

概要

LOOKUP関数は、1行または1列から指定した値を検索し、同じ位置にある他の行または列の値を返します。ベクトル形式と配列形式の2種類があり、昇順にソートされたデータで最も近い一致値を見つけ出します。VLOOKUPやXLOOKUPの前身として基本的な検索機能を提供します。

構文

LOOKUP(検索値, 検索範囲, [結果範囲])

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
検索値 Any はい LOOKUPが検索する値。数値、文字列、論理値、セル参照、名前を指定可能
検索範囲 Range はい 1行または1列のみの範囲。必ず昇順にソートが必要
結果範囲 Range いいえ 検索範囲と同じ大きさの範囲。省略時は検索範囲と同じ値を返す

LOOKUP関数の使用

LOOKUP関数は基本的な検索ニーズに適しており、特にソート済みデータでの近似一致検索に優れています。VLOOKUPよりシンプルですが、完全一致指定ができないため注意が必要です。部品番号から価格検索など1次元データに最適です。

LOOKUPの一般的な例

基本的な価格検索

=LOOKUP(H1,D2:D10,E2:E10)

部品番号H1をD列で検索し、対応するE列の価格を返します。データは昇順ソート必須。

近似一致検索

=LOOKUP(5.75,A2:A6,B2:B6)

5.75をA列で検索。最接近値5.17の位置のB列値を返します。

範囲外エラー例

=LOOKUP(0,A2:A6,B2:B6)

0は最小値4.14より小さいため#N/Aエラーを返します。

色名検索

=LOOKUP(4.19,A2:A6,B2:B6)

頻度4.19に対応する色名「橙」を返します。

よくある質問

LOOKUPは1行/列のみで近似一致のみ。VLOOKUPは表全体で完全/近似一致を選択可能。VLOOKUP推奨。

昇順ソート必須。ソートされていないと誤った結果を返します。

ベクトル形式は3引数(推奨)、配列形式は2引数で縦横自動判定(非推奨)。

検索値が範囲の最小値より小さいか、データが昇順でない場合。

一般的なエラーと解決策

#N/Aエラー

Cause: 検索値が検索範囲の最小値より小さい、またはデータが昇順ソートされていない

Solution: データを昇順にソートし、検索値範囲を確認

誤った結果

Cause: 検索範囲が昇順でない、またはresult_vectorサイズ不一致

Solution: 昇順ソート確認と範囲サイズ一致

配列形式での予期せぬ動作

Cause: 横長/縦長配列の自動判定

Solution: ベクトル形式使用かVLOOKUP/HLOOKUP推奨

注記

  • 検索範囲は必ず昇順ソート(... ,-2,-1,0,1,2...,A-Z,FALSE,TRUE)
  • 大文字小文字は区別されない
  • 完全一致が必要ならXLOOKUPやINDEX+MATCH使用
  • 配列形式は互換性目的で制限あり、VLOOKUP推奨
  • result_vector省略時はlookup_vectorと同じ値を返す

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Excel 365

利用不可:

コンテンツ最終レビュー: December 11, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+