ADDRESS 関数

Excel 2007+

概要

ADDRESS関数は、指定した行番号と列番号に対応するセルのアドレスをテキスト形式で返します。絶対参照、相対参照、A1形式、R1C1形式など様々な参照形式を選択でき、他の関数(ROW、COLUMN)と組み合わせることで動的なセル参照を作成できます。

構文

ADDRESS(行番号, 列番号, [参照の型], [a1], [シート名])

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
行番号 数値 はい セル参照に使用する行番号を指定(1以上)
列番号 数値 はい セル参照に使用する列番号を指定(1以上)
参照の型 数値 いいえ 1=絶対参照、2=行絶対列相対、3=行相対列絶対、4=相対参照(省略時は1)
a1 論理値 いいえ TRUE=A1形式、FALSE=R1C1形式(省略時はTRUE)
シート名 テキスト いいえ 外部参照用のシート名(省略時は現在のシート)

ADDRESS関数の使用

ADDRESS関数は動的なセル参照を作成する際に非常に有用です。ROWやCOLUMN関数と組み合わせることで、データ範囲内の任意のセルアドレスを生成できます。INDIRECT関数と連携させることで、文字列として作成したアドレスを実際のセル参照として使用することも可能です。

ADDRESSの一般的な例

基本的な絶対参照

=ADDRESS(2,3)

2行目3列目の絶対参照を返します。結果:$C$2

行絶対・列相対参照

=ADDRESS(2,3,2)

行は絶対、列は相対の参照形式。結果:C$2

R1C1形式の参照

=ADDRESS(2,3,2,FALSE)

R1C1形式で行絶対・列相対。結果:R2C[3]

別シートへの参照

=ADDRESS(1,1,,,"Sheet2")

Sheet2のA1セルへの絶対参照。結果:Sheet2!$A$1

ROW/COLUMNとの組み合わせ

=ADDRESS(ROW(),COLUMN())

現在位置のセルアドレスを返す。

よくある質問

ADDRESS関数単独では文字列を返します。INDIRECT関数と組み合わせることで、数式として使用可能です。例:=INDIRECT(ADDRESS(2,3))

1=絶対($C$2)、2=行絶対列相対(C$2)、3=行相対列絶対($C2)、4=相対(C2)

はい、Excelは最大16384列(XFD列)まで対応。ADDRESS(1,16384)は$XFD$1を返します。

一般的なエラーと解決策

#VALUE! エラー

Cause: 行番号または列番号が無効な値

Solution: 行番号・列番号に正の数値(1以上)を入力してください

#VALUE! エラー

Cause: 参照の型に1~4以外の数値

Solution: 参照の型には1、2、3、4のいずれかを指定

予期しない結果

Cause: R1C1参照形式が有効になっている

Solution: [ファイル]→[オプション]→[数式]でR1C1参照形式のチェックを外す

注記

  • 行番号・列番号は1から開始(0はエラー)
  • 最大行番号:1048576、最大列番号:16384(XFD)
  • INDIRECT関数との組み合わせが一般的
  • VBAマクロ開発時にも頻繁に使用
  • ARRAYFORMULAと組み合わせると強力

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可:

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+