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FLOOR.PRECISE関数
概要
FLOOR.PRECISE関数は、数値を最も近い整数または指定した基準値の倍数に切り捨てます。正負の符号に関係なく数学的に小さい方向へ丸め、0の場合は0を返します。従来のFLOOR関数と異なり、基準値の符号を無視して一貫した切り捨て動作を提供します。
構文
FLOOR.PRECISE(数値, [基準値])
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 数値 | Number |
はい | 切り捨て対象の数値を指定します。必ず入力が必要な必須引数です。 |
| 基準値 | Number |
いいえ | 切り捨て後の結果がこの値の倍数となる基準値を指定します。省略時は自動的に1が使用されます。 |
FLOOR.PRECISE関数の使用
FLOOR.PRECISEは、数値データを指定した精度で一貫して切り捨てる際に使用します。価格設定、在庫管理、財務報告などで特定の単位(1円単位、10円単位など)に揃える場合に最適です。正負数値ともに同じルールで動作するため、信頼性の高い結果を得られます。
FLOOR.PRECISEの一般的な例
負の数値の切り捨て例
=FLOOR.PRECISE(-3.2,-1)
-3.2を-1の倍数に切り捨て。結果は-4になります。
正の数値の基本例
=FLOOR.PRECISE(3.2,1)
3.2を1の倍数に切り捨て。結果は3になります。
基準値省略例
=FLOOR.PRECISE(3.2)
基準値を省略すると自動で1が使用され、整数に切り捨てられます。
異なる符号の組み合わせ
=FLOOR.PRECISE(-3.2,1)
負の数値を正の基準値で切り捨て。常に小さい方向へ丸められます。
よくある質問
FLOOR.PRECISEは基準値の符号を無視して常に小さい方向に切り捨てます。一方、従来のFLOORは基準値の符号に依存するため、負の数値で予期しない結果になる場合があります。
省略時は自動的に1が使用され、四捨五入ではなく切り捨てで最も近い整数になります。
数値または基準値が0の場合は、常に0が返されます。
一般的なエラーと解決策
#NUM! エラー
Cause: 基準値が0または数値が無効な場合
Solution: 有効な数値を入力し、基準値0を避けてください。
#VALUE! エラー
Cause: 引数に数値以外が入力された場合
Solution: 数値または数値式のみを引数に使用してください。
注記
- Excel 2007以降の全バージョンで使用可能
- CEILING.PRECISE関数と組み合わせて四捨五入相当の処理が可能
- MROUND関数とは異なり常に切り捨て方向に動作
- 日付・時刻計算では注意が必要(数値変換してから使用)
互換性
利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2003以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+