CEILING.PRECISE関数

Excel 2010+

概要

CEILING.PRECISE関数は、数値を指定された基準値の最も近い倍数に切り上げます。正負の数値ともに数学的に大きい方向(絶対値が大きい方向)へ切り上げ、0の場合は0を返します。従来のCEILING関数とは異なり、符号を考慮せず一貫した切り上げ動作を提供します。

構文

CEILING.PRECISE(数値, [基準値])

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
数値 Number はい 切り上げ対象の数値(必須)
基準値 Number いいえ 基準値の倍数に切り上げる(省略時は1)

CEILING.PRECISE関数の使用

価格設定、在庫管理、統計データの丸め込みなどで使用。負の数値でも一貫した動作で、従来のCEILING関数で発生する符号依存の問題を解決します。基準値を指定することで、5円単位、10単位など任意の倍数に正確に切り上げられます。

CEILING.PRECISEの一般的な例

基本的な切り上げ

=CEILING.PRECISE(4.3)

4.3を1の倍数に切り上げて5を返す。

負数切り上げ

=CEILING.PRECISE(-4.3)

-4.3を-4に切り上げ(0方向へ)。

基準値指定(正の数値)

=CEILING.PRECISE(4.3,2)

4.3を2の倍数に切り上げて6を返す。

負数+正基準値

=CEILING.PRECISE(-4.3,2)

-4.3を2の倍数で-4に切り上げ。

負基準値使用

=CEILING.PRECISE(4.3,-2)

4.3を-2の倍数(絶対値2)で6に切り上げ。

よくある質問

CEILINGは符号により動作が異なりますが、CEILING.PRECISEは常に絶対値の大きい方向に切り上げ、一貫した動作を提供します。

デフォルトで1が使用され、最寄りの整数に切り上げられます。

数値または基準値が0の場合は、常に0が返されます。

一般的なエラーと解決策

#VALUE! エラー

Cause: 数値または基準値に無効なデータ型

Solution: 数値型を正しく入力してください。

予期しない切り上げ結果

Cause: 従来CEILING関数との混同

Solution: CEILING.PRECISEは常に絶対値大きい方向へ切り上げます。

注記

  • Excel 2010以降でのみ使用可能
  • ROUNDUPとは異なり倍数基準で切り上げ
  • FLOOR.PRECISE関数と対で使用可能
  • 財務モデリングで重宝されます

互換性

利用可能: Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2007以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2010+