FORECAST関数

Excel 2007+, Excel 2016 (as FORECAST.LINEAR)

概要

FORECAST関数は、既存のデータに基づいて線形回帰法により将来の値を予測します。既知のx値とy値から新しいx値に対するy値を計算し、売上予測やトレンド分析に最適です。

構文

FORECAST(x, 既知の_yの値, 既知の_xの値)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
x 数値 はい 予測したい新しいx値。数値で指定します。
既知の_yの値 範囲/配列 はい 既知の従属変数(y値)のデータ範囲。同じサイズのx値データが必要です。
既知の_xの値 範囲/配列 はい 既知の独立変数(x値)のデータ範囲。y値と同じデータ数が必要です。

FORECAST関数の使用

FORECAST関数は線形回帰の原理を利用して、過去のデータパターンから将来値を予測します。販売データや在庫管理、市場トレンド分析など、時系列データの予測に広く活用されます。Excel 2016以降ではFORECAST.LINEARとして提供されますが、互換性のためFORECASTも使用可能です。

FORECASTの一般的な例

基本的な売上予測

=FORECAST(30,A2:A6,B2:B6)

x値30に対するy値を既知データから予測。過去5ヶ月の売上データから来月の売上を計算します。結果:10.607253

在庫需要予測

=FORECAST(C10,A2:A10,B2:B10)

C10の需要量に対する在庫必要量を予測。既知の需要量と在庫データから線形予測を実行。

成長率予測

=FORECAST(2024,D2:D10,C2:C10)

2024年の売上を過去データから予測。年次データでの成長トレンド分析に使用。

よくある質問

Excel 2016でFORECASTはFORECAST.LINEARに置き換えられました。機能は同一ですが、新しいファイルではFORECAST.LINEARの使用を推奨されます。

#N/Aエラーが発生します。既知のx値とy値のデータ数は必ず一致させてください。

known_xの分散が0のため#DIV/0!エラーが発生します。x値に変動が必要です。

一般的なエラーと解決策

#VALUE!エラー

Cause: x値が数値でない

Solution: x引数を数値または数値セルで指定してください。

#N/Aエラー

Cause: known_y'sまたはknown_x'sが空、またはデータ点数が一致しない

Solution: 両方の範囲に同じ数のデータポイントを確保してください。

#DIV/0!エラー

Cause: known_x'sの分散が0(全て同じ値)

Solution: x値に十分な変動を持たせてください。

注記

  • 線形回帰式:y = a + bx (a,bは最小二乗法で計算)
  • Excel 2016以降ではFORECAST.LINEARを推奨
  • 予測精度向上のためデータ点数は10以上推奨
  • 非線形データにはFORECAST.ETS関数を検討

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016 (FORECAST.LINEARとして), Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2003以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+, Excel 2016 (as FORECAST.LINEAR)