FDIST関数

Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016

概要

FDIST関数は、2組のデータのF分布(右側尾部)の確率値を計算します。2つのデータセット間の分散の有意差を統計的に判定するために使用されます。この関数は非推奨となっており、より高精度なF.DIST.RT関数への移行が推奨されます。

構文

FDIST(x,自由度1,自由度2)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
x 数値 はい F統計量として使用する値。負の値を指定すると#NUM!エラー
自由度1 整数 はい 分子の自由度。小数点以下切り捨て。範囲外で#NUM!エラー
自由度2 整数 はい 分母の自由度。小数点以下切り捨て。範囲外で#NUM!エラー

FDIST関数の使用

FDIST関数は、2つのデータセットの分散が等しいかをF検定で行う際に使用します。P(F>x)の確率を返し、p値が有意水準より小さい場合に分散差異を棄却します。ただし、非推奨のためF.DIST.RT関数への移行を推奨。

FDISTの一般的な例

基本的なF分布確率計算

=FDIST(15.20686486,6,4)

指定値15.21のF分布右側確率を計算(結果:0.01)

実際の分散比較

=FDIST(VAR.S(A1:A7),COUNT(A1:A7)-1,COUNT(B1:B7)-1)

範囲AとBの分散比からF検定のp値を計算

よくある質問

FDISTは非推奨の旧関数。F.DIST.RTが推奨され、より高い精度を提供します。

自由度1または2が1未満または10^10以上の場合、#NUM!エラーが返されます。

xに負の値を指定すると#NUM!エラーが発生します。

一般的なエラーと解決策

#NUM!エラー

Cause: xが負、または自由度が範囲外

Solution: xを正の数にし、自由度を1〜10^10の範囲で設定

#VALUE!エラー

Cause: 引数に数値以外が指定

Solution: すべての引数を数値で入力

#DIV/0!エラー

Cause: 自由度2が0の場合

Solution: 自由度を正の整数で指定

注記

  • FDIST=P(F>x)を計算(右側片側検定)
  • 非推奨関数。F.DIST.RT関数への移行を強く推奨
  • 自由度は小数点以下切り捨て処理
  • Excel将来バージョンで削除の可能性あり

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016

利用不可: Excel 2003以前, Excel 365(推奨代替使用)

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016